お客様にうまい酒を飲んでいただくには、しっかりとした商品管理がかかせません。最近は多くの酒販店で日本酒を冷蔵庫で販売していますが、日本酒を美味しく保存するには温度管理だけでは不十分です。専門店に厳しい目を向けてください。

冷蔵保管だけで大丈夫?
最近ではコンビニエンスストアでも、お酒を冷蔵庫で販売していますが、10年程前は何でお酒が冷蔵庫に入っているのかとよく質問されました。今となって考えればわずか、10年の間に品質管理が取り組まれ、それにともなった商品が販売されるようになりました。しかし、まだまだ不十分な点があります。お酒は冷蔵庫に入っていれば大丈夫とお考えの方も結構いられると思いますが次の点にもご注意ください。


1.お酒は紫外線が大敵です。
日本酒を直射日光にあてると、あっという間に劣化して黄ばんでしまいます。もちろん店舗の照明もよくありません。

2.倉庫も適切な管理がされてますか。
お店では冷蔵庫で販売されていますが、バックヤードの在庫は野ざらしという状態もよくある話です。これでは、なんの為の冷蔵管理だかわかりません。

3.運搬途中の管理
屋根(シート)なしの車での配送は最悪。強い直射日光と激しい温度差によって、たちまち品質が悪化してしまいます。また運送会社さんにも、生酒(生鮮食品)へのご理解をいただきたいと思います。

 

[店舗内はリーチインクーラーで管理しています]
なんでお酒を冷蔵庫に入れるのかと
質問をうけた時期もありました。

[冷蔵庫に張ってあるUV CUT表示]
当店の照明は紫外線がでにくい
UV CUTランプを使用しています

[バックヤードの温度計]
バックヤードはお酒の種類によって
3種類の温度帯で管理してます

当店の取り組み
蔵元さんからよく聞く話ですが、自分が大切に育てた商品がしっかりとし販売されているかとても不安だということです。考えてもみれば蔵元から出荷された商品が長い間不適切な管理で置かれ、もし商品が劣化でもしていたら、購入された方に大変なご迷惑がかかります。最近市場に出回ってきた、無濾過や活性酒といった特殊な商品ほどリスクが高くなります。

当店では、こうした商品を販売させていただいておりますので商品管理は徹底していきたいと考えています。店舗は常時エアコンを使って20℃に管理しています。また照明は博物館で使用されているものを取り寄せて紫外線対策をおこなっております。さらに日本酒、ワインが保管されているバックヤードも同様に常時20℃で管理しています。ただし蔵元から届き14日以内に完売する商品(吟醸、生酒は除く)は、あえて、冷蔵保管はしていません。またお酒の造りや性格にあわせて、0℃・10℃・20℃の管理温度を選び貯蔵しています。

少々、きつい言いまわしとなりましたが、商品管理の重要性をご認識いただきたいと思います。

[ワインセラーの様子]
高品質ワインの専用セラー

[生酒を管理する冷蔵庫は±0℃です]
もちろん貯蔵庫の中にも
照明の配慮がかかせません


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――酒屋珍道中――