■ 九州の旅・・・霧島編 ■

 
驚くほど蒼い水、佐藤酒造の杜氏さんと私

水に恵まれた鹿児島県牧園町
5つ仕込みタンクが並んでいますが、ひとつだけ真っ青な色をした水が入っているのがご覧いただけるでしょうか。じつは写真にあまりよく映らなかったのですが、氷河の割れ目によくあるコバルトブルーといえばお解りでしょうか?なんともいえぬ水の蒼さに驚きました。鹿児島県北東部、霧島山地の裾野にある牧園町は県下でも美味しい水に恵まれた地域だそうです。


鹿児島県の北東部霧島山地の
裾野に蔵元があります

蒼い水でつくる いも焼酎

ここ牧園町にある佐藤酒造では、この神秘的な蒼い水で焼酎をつくっています。水を口に含んだときに感じる、ソフトで柔らかな味わいが、そのまま酒質に反映しているかのように、この蔵元が醸す酒は、まろやかなくちあたりが特徴です。しかし、ただ単に飲みやすいばかりでなく、さつま芋が持つ旨み、甘味がしっかりと、またほどよく、表現されているように思われます。


いも焼酎の蔵元では
中堅規模ではないでしょうか

美味しさへのこだわり

酒の旨み、香味もさるこたながら、くちあたりの良さまろやかさに、蔵元のこだわりを感じます。ひと言で表現するならば、赤ん坊を抱き上げるかのように、やさしく、ていねいに酒づくりが行われています。具体的には「酒の熟成(分子)を壊さない」ことがまろやかさの秘訣だそうです。酒を濾過したりびん詰めしたりする際に、どうしてもポンプで圧力をかけて移動しなければなりません。このときの激しい圧力が酒の熟成を壊してしまうということです。
少し、よこ道にそれてしまいますが、ご存知でしたか?地方から送られてきた酒はトラックの荷台に揺られてきますので、一日か二日おいた方が美味しく飲めるんですよ!
お酒を程よく熟成させてから、びん詰め工場2階の「まちうけタンク」でさらに3ヶ月間酒を落ち着かせて、びんに詰めますが、この際、ポンプによる移動はせず重力だけで移動させるということです。2階にタンクがあるわけが、お解りいただけてでしょうか。こうした酒への優しさ、こだわりが製造過程の随所に見られる蔵元でした。ところで、ここ牧園町は字のごとく牧歌的でとても穏やかなところです。土地柄や人柄もお酒に影響するのでしょうか?

九州の旅は、つづきます。


穏やかな人柄の杜氏さん


瓶づめ行程と焼酎 「佐藤」

このコナーで紹介した佐藤酒造さんの製品はこちらをご覧下さい。


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