■ タイ米が活躍する芋焼酎造り ■


今回は、桜島がとってもきれいな鹿児島市柳町にある相良酒造さんへおじゃましました。
「鹿児島市内で焼酎をつくる最後の蔵元になりました。」と話されるのは相良栄二社長。
鹿児島酒造組合の理事長もつとめられています。

   
いも焼酎の仕込みは、原料の芋が収穫できる8月〜11月に行われています。
麦や米とは違い長く保存することが出来ない為、毎日仕込みに使う分だけ収穫されるようです。

そして写真右側が麹づくりに使われる「タイ米」です!
外国のお米が使われているのはちょっと意外ですよね。もちろん相良酒造さんだけではなく、多くの製造元で使われているようです。内地米より水分が少なめで麹がつくりやすいとか。

 

いも焼酎をつくるのになぜお米が必要なの?ちょっと焼酎の造り方をおさらいすると・・

@麹づくり・・・・アルコールを作るには麹菌で原料を糖化させることが必要です。しかし芋だけでは麹菌が繁殖しにくいため、お米(タイ米)をつかって麹菌の大量生産を手助けしてもらいます。(写真:上段右)

A一次もろみ・・・できあがった麹に、水と酵母を加えます。酵母とは糖分をアルコールに変える微生物。ここでも大量の酵母を増やすことが肝心。(写真:左上)

B二次もろみ・・・ここでようやく芋を加えます。大量繁殖された麹菌と酵母によって、原料の糖化とアルコール発酵が本格的に行われるわけです。

C蒸留・・・・・二次もろみで出来たアルコールを蒸留することによって、おいしい「いも焼酎」が誕生します!(写真:上)

いも焼酎をつくるには、お米でつくる米麹が肝心なんですね。もちろん芋だけでも麹ができるようですが、現在はおおかた米麹を使った仕込みが行われています。では、なぜ輸入したタイ米なのでしょうか?かつて酒造組合が奨励してタイ米を使うようになったということですが・・・・もう少し根の深いルーツがあるように感じました。タイ米だけでなく黒麹や白麹というのも南方系のもの。もしかしたら、南の島から伝わったのかもしれませんネ・・・

    
さて、できた焼酎を瓶詰めしているところです。生ビールのサーバーのような機械に取り付けて一本づつ手作業で詰めます。よーく見るると打栓をしている様子がわかりますよね。

「相良酒造さんありがとうございました!」


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――酒屋珍道中――