■湯気にむせぶ蔵元■

蔵元の風景

大分県豊後大野市千歳町で麦焼酎をつくる藤居醸造さんへお邪魔しました。自然麦や舞香、泰明というブランドでおなじみの蔵元さんです。大きな三角の屋根(写真左)が製造蔵で、あたり一面は麦畑なのでーす!

ええーと、今回は3年ぶりの訪問となりました

大分市内のホテルに前泊して、朝9時30分に蔵元に着くと、蒸し器からモクモクと水蒸気が上がって、あたりいちめんがまっしろ!まさに仕込み作業のまっただなか。なぜか興奮します。

麦を蒸しています

蒸し器の大きさは直径が1メートル弱。大人二人がかかえられるようなサイズ。昔ながらの木桶に思わず感動!こんな小さな仕込なんだ・・・

 
黄色くみえるのが、蒸しあがったばかりの麦。炊飯器で炊いたご飯とはちがって、手に取るとサラサラ。口に含むとプリプリなのです。これがいい麦麹をつくるポイント。
 

ここは麹室(むろ)とよばれ、麦麹を作る場所。繁殖がすすむように中は25℃ぐらいに管理されてます。

で、さきほど蒸した麦をいったん冷却して室の中に引き入れ、麹蓋(一枚の箱に蒸麦を1.5kgぐらいづつ入れる)で丁寧に麦麹をつくります。この作業が手造りと呼ばれています。

麹室で2日間かけてつくった麦麹に、水と酵母を加えて一次もろみをつくります。その後さらに蒸麦を加えて2次醪となります。この間約2週間、したがって麦を蒸してから蒸留するまで16日間かかります。

左の写真が蒸留釜。もろみをこの中に入れて水蒸気で加熱します。このとき沸点を下げて蒸留するやり方が減圧蒸留。この蔵では主に常圧蒸留が使われてます。

突然、キーーンというかん高い音が響き渡ります。蒸留釜の圧力を抜く作業で、戦闘機のような爆音と、またまたモクモクト水蒸気が舞い上がります。(写真右)

 
「うん。きょうも一日いい仕事ができた!」と満足げな藤居専務。

昔ながら製造方法を守り、クオリティーを追求する藤居醸造さんの仕込み風景でした。真っ白な湯気に包まれた仕込蔵が印象的でした。

そうそう、右の写真は一本づつラベルを貼っている様子です。藤居さん、スタッフの皆さんありがとうございました。

*このコーナーで紹介した藤居醸造さんの焼酎はこちら 自然麦 舞香 華上々 じいさんの置きみやげ です