珍道中日記「佐多宗二商店・芋きり体験」

■佐多宗二商店・芋きり体験■

今回おじゃましたのは、鹿児島で芋焼酎をつくる佐多宗二商店さん。(2006.8.24)

ここ、揖宿郡頴娃町(いぶすきぐん・えいまち)は、九州の南端。目の前は東シナ海が広がっている風光明媚な場所なのです。

写真は、さつま富士「開聞岳」と、幻の恐竜イッシーが住むという池田湖。

鹿児島市内から車で約1時間、
指宿スカイラインのICをぬけると、なだらかな南斜面に、頴娃茶とサツマイモの畑がひろがっています。

 
さて、蔵元を案内をしてくれたのが、佐多宗二商店の矢部部長さん。みるからに九州男児といった風貌ですが、出身は神奈川県だとか。ちょっとクールにみえますが、とても優しい人なのです。

朝8時に蔵元に着くと、出迎えてくれたのが7トンの黄金千貫。
急遽、このサツマイモ君たちを加工する「芋きり」を手伝うことになりました・・・嬉しい!

 
 

収穫されたばかりのサツマイモは、もちろん泥まみれ。

 
芋きりとは、原料処理のことで、泥まみれの芋を洗浄した後、機械では落としきれない汚れを落としたり、腐った部分を切り落とす作業なのですが、一番のポイントは両端を切り落とすことだとか・・・・。

サツマイモの皮の内側には強いアクがあり、この成分が焼酎に悪影響を与えることから、アクの集まる両端を切り落とすようです。

それじゃぁ、皮を全部むいちゃえばいいんじゃないですか?と質問すると・・・

 

やはり、芋の皮の下には旨みの元となる脂成分があるということ、これをとってしまうと旨い焼酎ができないんだとか・・・・ほうぉー。

で、 さっそく私も芋きりに挑戦!

タオル・軍手・長靴・ビニール製の前掛けという完全防備なのです。
 

かつて、他の蔵元でもこの作業を見たことがあったので、世間話をしながらのんびりとした作業をイメージしていたのですが

とんでもない!!

 

7トンの芋が、ベルトコンベアーにのってどんどん流れてくるのです。

矢部さんをはじめ、スタッフたちは、トントン、トントントンと、目にも止まらぬ速さで芋を切っていくのです。

 

訪問した日は、仕込が始まって4日目だったので、まだ仕込み量は少ないということでしたが、最盛期には、一日30トンをこなすということです。

いやぁー、ほんとうに大変な作業でした。

芋きりが終わると、蒸し器に投入され、午後には仕込が行なわれます。

そして、約2ヵ月後に芋焼酎が誕生するのです。

 
このページで紹介した焼酎は晴耕雨讀・白麹晴耕雨讀・黒麹晴耕雨讀いも焼酎角玉角玉梅酒